いわゆる昔懐かしい"体操服"を着ている劇団員が珍しいのだろう、
通りを走る車から指を差しながら見ているひともいる。
演劇の街・下北沢という認識がないと、
確かにシュールな光景ではあると思う。
素敵な街だ、と心から思う。
さて、今日はなんとか行けるようになったので、
劇団桟敷童子『ふうふうの神様』の2回目の観劇。
(ネタバレあるのでご注意を)
国民年金云々・・・
他人の保険証云々・・・
効かない「アングラパンチ」^^;
挙げ句に演劇をなめんなよぉ〜!!
いやいやたまらんたまらん。
腹抱えて大爆笑^^
初日見たときはなかったんだよなこのくだり。
ほんと面白かった^^
個人的にはこういう演出大好きなのだ。
ほかにも少し加えられた台詞があった。
大量の水で有名なテント劇団・水族館劇場の芝居は、
毎回いろんなところを変更するのが常だけど、
桟敷童子にしては珍しいっちゃぁ珍しいよな。
演出に変更があったり、
電源が落ちてと東京電力が出動したりと、
これだから芝居っつーのは面白い。
(やってる方はたまらんだろうけどね^^;)
だからほんとは全回制覇をしたいのに・・・
まあ、いつか必ず制覇してやるぜっ!
「神隠しシリーズ」(←何度も言うけど僕が勝手に命名ね^^;)であるところの、
『しゃんしゃん影法師』が神隠しにあった妹と残された兄を中心に、
淡々とわかりやすい物語であるのに対し、
今回のふうふうは少し複雑でちょっと幻惑される。
といっても水族館劇場の芝居のように、
初めて見た人が「いや、まったくわからん^^;」と頭を掻くような複雑さではなく、
台詞を理解しながら丁寧についていけばちゃんとわかる。
異界は異界にして異界にあらず
現実世界と異界の狭間
現実世界だと思っていたところが実は異界
ならばどこが一体現実なのか・・・
異界への水先案内人的な謎の女・山吹アヤメ役を、
椎名りおさんがとても怪しく妖艶に演じていてる。
偉そうな言い方をさせてもらえば、
彼女の成長には目を見張るものがある。
今後が楽しみ、というより空恐ろしいほどだ。
この山吹アヤメと、外山博美さん、ヨネクラカオリさんの2人が演じている、
村の童なる悪ガキたちの台詞をきちんと聞いていると、
この異界の物語がわかりやすくなるだろう。
そして最初はえええええっ???と思うこともあろうオープニングも、
やがてなるほどと理解できるようになる。
戦争っちゅうアホンダラの人隠し
神隠しは絶望の中の儚き希望であらんもの
絶望は人間の黄金
鋭い言葉が紅葉の中に舞う。
「絶望は人間の黄金」、これは多分山本周五郎の、
「絶望は人間だけがもつことのできる黄金である」からだろう。
なんかショーペンハウェルみたいだよな。
劇団員のある方から終演後に聞いたのだけど、
とても短い期間で東憲司さんはこの物語を書き上げたのだという。
なんて人だ・・・
ニッカボッカにTシャツ姿の東憲司さんの、
どこにこんな素敵な物語の種が眠っていて、
何をどうやってこうやってああやってやると、
こんなにも素晴らしい作品になるのだろう。
一体俺は何度東憲司&桟敷童子に
泣かされればいいのか
紅葉の中のラストシーン
美しい・・・
まいったよ、もう・・・
劇団桟敷童子 第20回公演
『ふうふうの神様』
下北沢ザ・スズナリへ急げ!!
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細かいところがちょこちょこ変わってましたね。冒頭で外山さんが赤白帽の色を逆にしてまして、騎馬戦で赤組同志が戦ってました(苦笑)
やはり続けて見ていると、ある瞬間に役者が化けるんで面白いですよね。そしてその場に立ち会える喜び。椎名りおさんは若手公演のときの「ぱぴよん」がターニングポイントかなあ。
中井理恵ちゃんも「軍鶏307」の頃は、新人さんで台詞棒読みに近かったのに、いつの間にやら立派な女優さんですものね。
そういう意味では、20年前にまだ新人さんで端役だった鈴木めぐみさんを見てますね、私(^_^;
小野瀬君も役者紹介慣れてきたみたいですが、稲葉さんの名前を間違えかけて、原口さんが心配そうな目で見ていたのが印象的でした。
もりちえさんにも「もう今回は終わりですか?」と聞かれましたが、私は今日で終わりですので、あとはお任せします。楽日まで頑張って下さい。
僕なんか観劇歴が短く、
偉そうにブログに書くほど芝居を見ていないのですが、
一生懸命見続けていると確かに前回の公演とは違う役者の成長を、
時々ハッとする思いで見ることができてとても嬉しい気持ちになります。
こういうことも芝居の楽しみの一つだと思っています。
そういう意味で、正直なところ横浜市民Qさんをとてもうらやましく思います。
「新人の鈴木めぐみさん」なんて想像するだけでゾクゾクします。
僕もその頃から見ていたらと何度思ったことでしょう。
でもこればっかりはどうしようもないですね^^;
だからこそ、ひとつひとつの公演をこれからも大切に見ていくことができればと、
なんとか自分を納得させている次第です。
小野瀬さんはあのシチュエーションが恐ろしく苦手なのでしょうか。
『軍鶏307』の時は地に足がついた演技で、
しっかりしてきたんだなあと思っていたのですが、
相変わらずカーテンコールの時の小野瀬さんはあの調子で、
見ているこっちが常にハラハラ状態です^^;
まあ、それが彼の持ち味であると理解しているのですが。
夜勤の合間を縫っての遠いところからの観劇お疲れ様でした。
真夏日が続いて少々バテ気味なのですが、
桟敷童子の元気に負けないように頑張って応援したいと思います。